MGC ホーグロングスライドカスタム コバカート化!
今尚人気の「ホーグロングスライドカスタム」
今回のご依頼はコチラをタニコバ樹脂カート化いたします!
バレルは勿論GM7バレル
GM5の物より強度が有り、パーツ供給がスムーズです。
後、もう一点。当店がマルシンMTなどでもGM7バレルを使う理由はデトネーターヘッドのゴムカスが張り付きにくい事!
マルシンやGM5のバレルだと張り付いたゴムカスが取れにくいのです。GM7バレルだと水道水で流すだけである程度取れます。
ですから、タニオコバで推奨している「油差し簡易クリーニング」が可能なのです。
通常のバレルは5.1インチ。ホーグは6インチですから0.9インチ伸ばしてやらないといけません!
上が今回製作したGM7ロングバレル。下がMGC純正のバレルです。
今回はスモールカート仕様のGM5なので、フィードランプの形状も変更しなくてはなりません。
弾頭があるCPとオープンデトのカートではフィードランプへの当り方が違いますから。
まぁ、しなくても使えるGM5もあるんですが・・・ この辺は現物合わせで加工するしかかりませんね!
エキストラクターも一回り大きい樹脂カート(リアルサイズ)に合わせて背面を切削。この初期のスモールカート用のエキストラクターって殆ど固定に近いぐらい動かないんですが、動くように加工しています!
後、リコイルスプリングとマガジンスプリングも全体のバランスを見ながらカット!
大体ここまでで、100発くらいは試し撃ちを行います。
全体のバランスが取れたところで、フルロード(7発)の連射です。
あれれ・・・・・撃発不良が出ます・・・・コレ出ると悩むんですよねぇ・・・・・・
原因は色々考えれますが、よくある原因から究明してきます!
スモールカートをコバカートにする場合、ブリーチのセンター(ファイアリングピンの出る穴)とカートのセンターが合ってない事がたまにあります。
やはり!ずれていました!カートの後ろに粘土を詰めてハンマーを落とすと打撃痕がわかります。
ファイアリングピン先端の半分がカートのセンターがらずれて、インナーを叩かず、カートのお尻を叩いています!
これじゃあ!発火する訳ありません。というか上の動画のように発火している事の方が不思議なくらいです!
ブリーチ前面をカートがセンターにくるように削りますが、完全にはセンターが出ません!そこでファイアリングピンの先端を尖らします!
ここまでやって、再度フルロードの連射テストです!
なんとか!決まりました!
今回の加工箇所は
● GM5用GM7バレルスワップKit改 6インチ
● フィードランプ傾斜角修正
● エキストラクター可動量修正加工
● リコイルSP マガジンSPのカット バランス取り
● スライドストップ 加工修正
● ファイアリングピン・ブリーチ前面修正加工
etc
発火調整の為に発火した火薬・・・・約250発
ここまでの調整で今回の費用は
約¥18000でした!